はじめに
レコーディング三者協議会(通称Recording Forum;略称ref)は、音楽制作に関連する諸課題を協力して解決していくために東京音楽事業者連盟、一般社団法人 日本音楽スタジオ協会、一般社団法人 演奏家権利処理合同機構MPNの三団体により設立されました。

音楽制作の技術の発展とともに大きく成長してきた我が国の音楽関連産業ですが、ネット時代の到来とともに音楽の楽しみ方も大きく変わり、残念ながら音楽制作を取り巻く環境は、いま一層厳しさを増していると言わざるを得ません。そうした中にあって、私ども三団体は互いに協力して、コーディネーター、レコーディング・スタジオ、ミュージシャンというそれぞれの立場から、音楽業界の底上げと、また我が国の文化の発展のために微力ながら貢献してまいりたいと存じます。




ごあいさつ
東京音楽事業者連盟
理事長 大野祥孝

音楽事業者連盟(音事連)は、(株)新音楽協会の創立者(故)杉田静雄氏が同業他社へ呼び掛け、1971年に創立し今年で42年になりました。当時のコーディネーターは(怒られそうですが)、一匹狼的な方々が多く、その個性的な方たちが録音やテレビ番組、コンサート等でコーディネートを行っておりました。その中で音事連は、演奏家へ仕事を依頼する際のランクやルール等を関連する団体や企業の方々との間に入り決めて参りましたが既に数十年経過したものもございます。この度、音事連がrefへ参加し、まず何を行うか、それは現在の音楽ビジネス環境に合った新しいルール作り、と考えております。
一般社団法人 日本音楽スタジオ協会
会長 内沼映二

このたび、一般社団法人 日本音楽スタジオ協会は、レコーディングの現場に於いてコーディネーター、ミュージシャン、レコーディング・スタジオの三者が、一定の共通認識の基に、それぞれプロフェッショナルとしての役割を果たすことにより、より良い制作環境の構築と、良質な音源制作を図ることを共通テーマとし、東京音楽事業者連盟、一般社団法人 演奏家権利処理合同機構MPNとともに、レコーディング三者協議会(通称:recording forum)を設立させていただきました。  この設立を契機として、様々に変革を続ける中での音楽制作環境の構築と同時に、顧客の皆様に対するより明確なサービス内容の見直し等を図ることにより、今後の音楽業界の発展と音楽文化の向上に寄与するために努力する所存です。  皆様のレコーディング三者協議会に対するご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。
一般社団法人 演奏家権利処理合同機構MPN
理事長 椎名和夫

レコーディングという場を共有している三者、すなわち、レコーディング・スタジオ、コーディネーター、ミュージシャンの三者が連携するというアイディアは、以前から構想されていたものですが、はからずも昨今の音楽産業をめぐる厳しい状況下において実現する運びとなりました。このことの意味するところは非常に大きなものがあります。法で授権した様々なギルドが連携して産業を支える、といった、米国にみられるような構造をこれまで日本で作ることはとても困難でしたが、今回の連携をきっかけとして、今後この枠組みが、単なる属人的な情報交換の場を超えて、音楽制作を支える柱としての組織的な連携関係へと大きく育っていくことを、心から願ってやみません。皆様方のご尽力により、我々はスタートラインに立つことができました。レコーディング フォーラムの今後にどうぞご期待ください。